常泉寺

清流山 常泉寺

当寺の宗旨は、禅宗の中の曹洞宗であり、本山は福井県の永平寺、横浜の総持寺です。創建は、1588年(天正16年)と言われています。御本尊様は聖観世音菩薩です。現在の住職は24代になります。

當山は「花のお寺」 「河童のお寺」 として皆様に親しまれております。境内には一年中、四季析々の花々が咲きます。 特に「春のみつまた」と「秋の白い彼岸花が有名です。 みつまたの花は「かながわ花の名所100選」に選定されています。山内には数多の河童さまが置かれ、ご来寺された方々が花々と 共に楽しんで頂けるよう、あちらこちらに配置されています。なかなかご来寺の方一人一人と接することのできない住職が、 自分に代わり心を和ませてもらいたいと願い、置かれたものです。「かっぱ七福神」 や「星下独酌(せいかどくしゃく)」が人気者です。
また、境内で東京藝術大学大学院教授)籔内佐斗司先生(縁結び菩薩やせんとくんの作者)の作品もご覧になることができます。
他にもいろいろな見どころがあります。 

奈良時代の作 百石塔

764年、称徳天皇は恵美押勝の乱の犠牲者供養のため、百石墓の塔を作って寺院に納めることを決意。百石墓の塔は157人の手で約4年かかって完成した。これらの塔は奈良の興福寺、薬師寺、法隆寺、近江の宗福寺、大阪の四天王寺など10寺院に 10万基ずつ納められた。塔は木製の三重塔で高さは約21.5cm。常泉寺にある一基は、明治11年に法隆寺から納められたもの。塔の中には、長い紙に印刷された無垢浄光陀羅尼経が入っており、現存する世界最古の印刷物とされている。


御本尊様

御本尊様は聖観世音菩薩です。脇佛は文殊菩薩様と普賢菩薩様です。 すべて、作者は、東京芸術大学大学院美術研究科文化財保存学専攻保存修復彫刻研究室教授で、あの「せんとくん」の生みの親である籔内佐斗司先生です。

※聖観世音菩薩様、並びに、脇佛はお釈迦様のお誕生日の4月8日の花まつりの日のみ一般公開しております。