第83回国風盆栽展にて国風賞をいただきました


盆栽愛好家の「夢舞台」とされる国風盆栽展は、昭和9年に東京府美術館(現東京都美術館)で第1回目が開催された日本最古の盆栽展。 皇室とも縁の深い同展は、事前審査を経た約200席の作品が宮内庁の盆栽などとともに展示される。 最高位に贈られる国風賞は「松柏(しょうはく)」、「雑木」「中品」「小品」の4部門あり、受賞作品が出ない部門もあるほど審査は厳格。出品者にとっては「夢のまた夢」と称される栄誉だ。 今回は全国の日本盆栽協会会員から439席の応募があり、265席が入選作品に選ばれ、2月6日に行われた国風賞の審査で私の「山椿」の盆栽が受賞した。ちなみに今年の国風賞は4席という厳しいものでした。山椿の盆栽は樹齢約300年と言われています。 「椿」が国風賞に選ばれるのは83回の歴史の中で初めての偉業で、盆栽界では「新時代の到来」と早くも注目を集めている。 同展を主催する日本盆栽協会は、昭和40年に設立された社団法人。初代会長は吉田茂元首相。その後も岸信介、福田赳夫、宮沢喜一など歴代総理が会長を務め、現在は河野洋平衆議院議長が7代目の会長に就いている。

銘 《常泉の舞》 と命名しました。 常泉寺の境内に美しく椿の花が舞う姿を現わしています。
社団法人日本盆栽協会サイト


国風盆栽展の展示風景と説明をされる伊藤康夫専務理事(右)平成21年2月 於)東京都美術館

                           写真提供タウンニュース社
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